ドライバーズエージェント(人材確保開拓支援事業)

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注目情報

2020年11月12日(木)にハローワーク上越にて「運輸業界を知るセミナー」が開催されました。上越では初めての開催で、バス・タクシー・トラック業界からそれぞれ企業様にお越しいただき、話を聞くことが出来ました。当日の様子を少しご紹介します。

業界説明

バス・トラック・タクシー各事業者のご担当者様より、運輸業界の働き方や魅力、ドライバーのやりがい等についてご説明頂きました。※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者にはマスク着用が必須発熱や風邪の症状、万が一の感染時に備え、重症化リスクの高いとされる層の方は参加をお控え頂き実施致しました。

バス業界について

バスには乗合バスと貸切バスがあります。乗合バスはいわゆる路線バスで通勤や通学時にも活躍するので、地元の生活を支えています。貸切バスの代表的なものは観光バスで、楽しい思い出作りをお手伝いします。地元のお客様はもちろんのこと、首都圏、関西圏から新幹線で訪れたお客様を全国各地へご案内しています。コロナの影響を受けた貸切バスもGo Toトラベルキャンペーンが始まり、良い方向に進んでいます。心配な声もありますが、バス車内の消毒や車内にオゾン発生装置を導入したり、会社それぞれで感染症対策をしています。貸切バスをご利用されるお客様が、どこのバス会社が安全なのかを示すシンボルマークを日本バス協会のホームページで確認することができます。

他業界と比較した場合、バス運転士の利点は何ですか?
人の命を預かる仕事なので責任感があり、お客様と直接コミュニケーションをとることができます。運転士は安全に運転する覚悟や自覚があり、それが誇りとなっています。
(ご協力企業:頸城自動車株式会社 取締役 総務部部長 吉田 様)

タクシー業界について

タクシーは拘束時間が長い、朝早くから夜遅くまでと思われがちです。しかし今は短時間の働き方があります。自分の生活スタイルに合わせて勤務することができるので、体にも家族にも優しい仕事です。よく耳にするのが「家族との時間が増えた」という声です。タクシーの利用者は自宅から駅や勤務地まで、病院などの送迎、買物の送迎、勤務先から駅や飲食店など、時間帯にもよって様々です。中でも高齢者の方の買物の時は、荷物が多いと進んで荷物運びを手伝います。ドライバーは高齢社会を支える重要な役割であり、やりがいがある仕事です。また、タクシードライバーには第二種免許が必須です。今はほとんどの企業が会社負担で取得が可能です。

過去にドライバーとして活躍していた自身の経験を交えて、当時のエピソードをお話しいただきました。
だいたい5~10分の乗車になりますが、お客様を身近に感じることができるので、いかに喜んでいただけるか、楽しい空間をお届けできるかを考えながら乗務していました。
(ご協力企業:アイエムタクシー株式会社 専務取締役 坂原 様)

トラック業界について

今座っているいすや、使っているテーブルなど、身の回りのあるものはすべてトラックが運んでいます。日本の物流の約90%がトラック輸送です。トラックが止まってしまうと、スーパーなどに食料品や生活必需品が届かず、生活するのが困難になります。トラックは暮らしを支える、なくてはならない存在です。災害があると一時的にライフラインが途切れてしまいますが、避難所などに物資を届けるのもやはりトラックです。最近はコロナの影響もあり、買い物に出かけずに通販で買い物をする人が増えています。そういった場合もやはりトラックが荷物を運ぶわけですから、人のため、地域のためのライフラインなのです。

過去のドライバー時代と現代の働き方の違い
冬場は特に辛い外仕事。しかしその中で荷物を届けると「ありがとう」って言ってもらえるんです。そうすると「届けて良かった」って思います。昔であれば朝7時から夜10時11時まで働くってこともあったかもしれませんが、今は朝7時からだいたい夜6時台には帰れます。決して厳しい業界ではないと思います。
(ご協力企業:中越運送株式会社 北信越支社 品質管理部 課長 渡邉 様)

個別相談会

業界説明のあとに行われた個別相談会。希望者の方と気になる業界の話や今後の働き方についてお話ししました!セミナーで聞いた話や今回たくさん資料をお渡ししたので、就職活動に参考になればと思います。

昨年度は、各業界の企業様に参加をして頂く形式のセミナーが多かったのですが、今年度は例年通りとはいかず、今回のセミナーでようやく開催ができました!企業様から直接話を聞くことができるセミナーは、毎回とても分かり易く、このセミナーに参加されたほとんどの方からアンケートで役に立ったとお答えいただけました。まだドライバーを目指すかは検討中の方もいらっしゃいますが、今回のセミナーをきっかけに少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。